![]() 症状 エアコンが・・・効かなくなってしまいました。 2年前にシュテルンでガスを入れて以来、快調ではありましたが 少しずつ、すこしずつ、効きが弱くなっていっているのは、自覚しておりました。 まだ大丈夫、まだ大丈夫、と言い続けて2年間。 認めたくない事実というものを、いやがおうにも認めざるを得ない日がやってきました。 時は真夏、外気温は33度、もうやってられません ! ! ! 暑いです。 車内が暑いのです。 ナントカ シナケレバ ! 春のうちにやっておけばよかった、と、少し後悔しながら、工具箱を開けました。 (280E 300EなどのW124も、 共通部分が多いので参考になると思います)
まず、状態の確認です。 ガスの仕様は「R12」のままです。 ガス充填時には充分な冷却能力があったので、エバポレーターやエキスパンションバルブには不具合は無く、単なるスローリークだと考えられます。 それにしても、一度入れたガスが、まがりなりにも約2年間持ってしまうというのは、相当なスローリークです。 実は4年前にも同様の症状になり、その時もガス補充という、「その場しのぎ」をしています。 ちょっと言い方は変ですが、かなり安定したリーク状態のようです。
エンジンに火を入れ、エアコンをONにします。 右側ヘッドライトユニットのすぐ後ろにある、リキッドタンクのサイトグラスを確認します。 ( 画像参照 ) 冷媒が、『泡立っている』というよりは、ただ単に『流れている』という状態でした。 冷媒は、まだかなり残ってはいるものの、充分な冷却能力を発揮するには不足しているようです。 外気温とエアコン吹き出し口の温度差を計測してみたところ、0〜2度程度でした。 これでは、気休めにもなりません。 (ちなみに、2年前にガス補充をしたときは、15度以上の差異がありました)
実は、リーク箇所の"めぼし"は付いていました。 コンデンサーとリキタンを接続する高圧ホースです。 以前、高圧ホースの"かしめ部分"に、オイル汚れが付いていたことがあったのです。 エアコンオイルが、冷媒とともにリークしたできた汚れです。 その時は、気休めとして"防水用シーラント"を"かしめ部分"に塗りこんでおきましたが、それから暫くの月日がたっています。 同様のオイル汚れが見られるようなら、高圧ホース交換となるでしょう。 今回は、よく観察できるようにヘッドライトを外してみました。 ( 画像参照 ) ・・・これは? かしめ部分というよりは、高圧ホース全体が汚れています?? 最も風上で、最も汚れているジョイント部分が、・・・最も怪しそうです。 ジョイントを増し締めしたところ、1/5回転ぐらい締まりました。 キットコレダ! ソウニ チガイナイ! かしめが不良なのではなくて、ジョイントが、わずかながら緩んでいたのだ。 「これなら、高圧ホースを買わなくても 済む ! !」 ・・・なんと"自分自身"と"財布"に都合のいい、我田引水なトラブルシューティングなのでしょう。 「よし。 この状態で、ガスを補充して様子を見てみよう。」 "けち"な私は、高圧ホースの交換を、また先延ばしにしてしまいました。
今回用意したのは、R-12仕様の車両にも充填可能という炭化水素系冷媒です。 大気開放しても温暖化効果が無く、比較的安価です。(実売価格は、安いところで1缶あたり1,000円強ぐらい) 商品名はCOLD12というのですが、今回はこれを使用してみることにしました。 ちなみに炭化水素系ではないようですが、代替冷媒としてREF-12 Plusというのもありました。 こちらは大手部品メーカーのACデルコ製です。炭化水素系とは違い不燃性とのことです。 さて、肝心のガスチャージです。 大体のことは自分でなんとかしようとする私ですが、ガスチャージに必要な工具はそれなりに値が張りますので、業者さんにお願いすることにいたしました。 担当のメカニックさんは、炭化水素系のガスをはじめて扱うらしく、不信感もろだしです。 缶を手に取ると、軽いのが気になるらしく 『えらい軽いねえ、3缶で足りんかもしれんよ』 …と、不安顔です。 『炭化水素ガスは比重が低いから、同じ容量が入っていても重量は軽いんですよ』 と、説明するのですが、いまひとつ納得できない様子。 なだめて、すかして、チャージしてもらいます。 「炭化水素系代替ガス」が、いつ頃から出回りだしたかは知りませんが、まだまだマイナーなようですね。 向こうも商売でやっておられますから、使用したことのないガスを使ったり、オイルやガスの入れ過ぎなど…、コンプレッサーの焼きつきや、クレームに繋がることは非常に警戒しておられます。 私が常日頃、自己責任、自己責任…と、言い訳をしながら 大胆な?整備をするのとは、わけが違います。 結局、ガスは入れてもらいましたが 『入れすぎると焼きつきに繋がるので、今回は入れないほうが良い』 と、いうことで、持参したオイルは入れてもらえませんでした。 へえー、そんなものなのか…。 ちなみに、工賃に関しては、事前に電話で伺った時には 「真空引きとガスチャージで3500円程度」 と、聞いていましたが、若干のトラブルが出てしまい、それ以上の金額になってしまいました。 そのトラブルというのは、「電動ファン(アディショナルファン)が回らない。」 と、いうものです。 これは、ちょっと困ったトラブルです。 エアコン作動中に、電動ファンが回転しないと、冷媒が冷やされないために、高圧側圧力が異常に高くなってしまいます。 充分な速度で走行しているときは、走行風が当たるので、まだ良いでしょうが、信号待ち等でアイドリングしているときは、ガス圧がどんどん高くなっていきます。 (いくはずです) 実際に、2缶入れたところで圧力計を見させてもらいましたが、エアコンを作動させていると、高圧側の目盛りが、怖いぐらいに上がっていきます。ここでファンの結線を直結し、コンデンサーへ風を送ってあげると、これまたおもしろいぐらいに圧力が下がっていきます。 その場ですぐに原因が判ればよかったのですが、トラブルシューティングに時間がかかりそうだったので、一旦終了といたしました。 ガスチャージに関しても 『これ以上入れるのは、圧力が高くなりすぎるのでよくない』 と、いうことで、2缶で終わりにしました。 とりあえず、車内は冷えるようになりましたが、冷媒も冷えてもらわないと困ります。 これは困った。 うーん困った、困った。 ・・・というわけで、この後は 『電動ファンが回らない』 のページへと続きます。 [このページの先頭に戻る] 『電動ファンが回らない』 のページ H O M E |