アーシング施工

[H O M E]


190Eにアーシングを施工してみました



最初にアーシングしたのは、シリンダーヘッドです。

この時使用したのは、オーディオテクニカ製のOFCパワーケーブルで、22スケアという断面積を持つ、極太線でした。
画像では、右側の黒っぽいケーブルです。元々半透明の青いケーブルですが、熱の影響でしょうか、シリンダーヘッドの近辺のみ黒っぽく変色してしまいました。

これはこれで充分満足していたのですが、その後、たまたま中古のアーシングキットを入手することができました。

そこで、従来の極太線はそのままにして、アーシングキットも取り付けました。
画像では、左側の青いケーブルです
こちらのキットの銅線の太さは、一般的な8スケアのようです。

このキットの接続箇所は
  シリンダーヘッドの手前、と奥
  オルタネーター
  AT(オートマチックトランスミッション)
・・・の、計4箇所です。

極太線も合わせると、5箇所で接続していることになります。



これはシリンダーヘッドの奥側の設置ポイントです。

隙間が狭い上に、奥まった位置にあるのでかなり作業がしずらい位置にあります。

ここではエンジンハンガーを取り外した後に、ハンガーの取り付けボルトに端子を固定しています。

(エンジンの形式によっては、エンジンハンガーがヒーターホースの受けを兼ねている車種があり、このような取り付け方ができないものもあります。)



アーシングケーブルは、要所をタイラップで固定し、エンジンルーム内の他の部品と干渉しないよう、見栄え良く引き回します

エンジンルームからバッテリーへコードを引いていくには、どうしてもバルクヘッド(隔壁)が邪魔になりますが、所々にコードを通せるような隙間や穴がありますので、そこを利用します。

ここではアッパーマウントの横のすき間を通して、コードをバッテリーに導いています。



バッテリー端子は、既存の端子をそのまま流用しています。


[ 施工後の感想 ]
 最初に、22スケアという極太線を引いた時点で、低回転域でのエンジンのツキが良好になった感があり、これ以上の施工はしないつもりでした。
たくさんの線を引いたところで、手間が掛かる割には、効果が薄いだろうと思っていたのです。

しかし、さらに8スケアの中古アーシングキットを取り付けてみて、少々驚きました。
劇的に変化したわけではありませんが、充分効果を感じ取ることができたからです。

エンジンルーム内のコード類が多くなりますし、バッテリー端子のところがスッキリしませんが、少なくとも外して元に戻そうとは思いません

電気的な効率が、少し良くなっただけの筈なのですが、運転していて効果が体感できるというのは、少々意外であり、驚きでした。

( 補記 )
上記の画像の状態でユーザー車検を通したことがありますが、無事車検に通ることができました。
保安上に問題があるような施工をしていなければ、車検時に特別何かを指摘されることは少ないと思います。



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