エンジンマウント交換

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エンジンマウントの交換です
雑誌などで、W201やW124の整備特集が組まれるときには
必ずといって登場する、定番の整備ですね。

今回は、特に交換の必要性を感じた訳ではありませんが
シリンダーヘッドのオーバーホールのついでに、交換することにしました



これは右側のエンジンマウントです。(交換前)

普段はエアクリーナーケースやインテークマニホールドが邪魔で見ることができませんが、今回はシリンダーヘッド脱着の為に、邪魔な部品をすべて取っ払いましたので、こんな感じに見えてます。

よく見るとリブ付きのエンジンマウントが付いています。

W201の純正マウントは、リブ付きでない”つるつる坊主”のはずなのですが、前オーナーが交換したのでしょうか?



こちらは左側のエンジンマウントです。

右側のマウントと異なり、エキゾーストマニホールドの排気熱からマウントを保護するために、遮熱板がついています。
(状況によっては、マウントステーごと取り外したほうが楽な場合もあります。)



オイルパンに当て木をしてエンジンにジャッキをかませた後、片方ずつマウントを交換します。

エンジンマウントだけを交換しようとすると、作業スペースが無く、位置的に見にくいこともあり、大変な作業ですが、ここまで丸裸になっていると、そんなに大変でもありません

(もちろん、エンジン周りをここまで丸裸にするのはとても大変ですが・・・。)
これは、右側のマウントを交換したところです。


これは、左側のエンジンマウントを下から見たところです。

穴からボルトが覗いていますが、これが、エンジンマウントの下側を固定するボルトです。

関係ないですが、よく見ると、画像の左側にタイロッドエンドが写っていますね。

ついでですから、ダストブーツに亀裂や破れがないか、確認しておきましょう。



新旧マウントの比較です。

装着していたマウント(左側)はそんなにつぶれていませんでした。(高さがほとんど同じです。)

実際、交換後の印象も、大して変わらない感じでした。

交換しなくても良かったかもしれない・・・



新旧マウントの(裏側)比較です。

右側が装着していた "リブ付き" マウント
左側が新品の "つるつる坊主" マウント です。

画像では判りにくいですが、”リブ付き”の方には、オイルを封入するための金属球(ボールバルブ)が見えます
一方”つるつる坊主”の方にはありません。
勝手な想像ではありますが、おそらく制作工程が異なるのでしょう。



[  費 用  ]

部 品 名 称単価個 数合計
エンジンマウント9,500円2個19,000円

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