タイロッドの交換です(280E 300EなどのW124も、同様に作業できます)[ 症 状 ] ハンドルを切ると、異音がでるようになりました。 切り始めに、"ゴッ"、とか "グッ" とかいう感じの音が出ます。 タイロッドエンドのゴムブーツが破れかかっていたのは知っていましたが、どうやらタイロッドエンド内部のボールジョイントに"ガタ"がきてしまったようです。 [ 注 ] タイロッドというのは、ハンドルの動きを前輪に伝えるロッド(棒)のことです。 タイヤの向きを変える力を伝達しながらも、サスペンションの動きを妨げないように、ロッドの両端にボールジョイントが付いています。
これは交換前のタイロッド(エンド)です。 ブーツ部分が破れています。 このままの状態では、中のグリスが流出し、ボールジョイントが駄目になってしまいます。 (既に、駄目になっていますが・・・) 画像は、タイヤを外した状態で、タイヤハウスの中を斜め上から撮影しています。 左に移っているのは、ブレーキキャリパーです。
タイロッドエンドリフターを使用して、ボールジョイントの圧入部分を外します。 タイロッドエンドのロックナットを緩めた後に、リフターのボルトを徐々に締め付けていくと 圧入部が、 "バギン!" と音をたてて外れます。 少し緊張する作業ですが、怪我をしないよう慎重に作業しましょう。
タイロッドは、タイロッドエンドをロッド内にねじ込むことによって、長さを調整できるようになっています。 新品のタイロッドは、必ず古いタイロッドと同じ長さに調節した後に、取り付けます。 (これを怠るとホイールアライメントが狂ってしまいます。) 取り付けは、回り止めの六角レンチを掛けた状態で、ロックナットを締めこんでいくと、徐々に圧入されるようになっています。 取り外しのときと異なり、特殊な工具は必要ありません。 厳密を期する方は、作業完了後にホイールアライメントを調整すると良いでしょう。 [ ワンポイント ] 左右どちらかのタイロッドだけが不良となった場合でも、左右のタイロッドとセンターロッドをセットで交換することをお勧めします。 (遅かれ早かれ、他も駄目になってきます。) また、この作業は、タイロッドエンド(ボールジョイントの部分)のみを新品に交換し、古い"ロッド"を使いまわす。 と、いう方法もあります。 この場合、"ロッド"の部品代を節約できますが、その分作業量が増えることになります。 個人的には、タイロッド全体を交換する方が作業が楽なので、こちらの方がお勧めです。 ディーラーに依頼する場合は、 「安く済む方で!」と、お願いしましょう。 [ 整備情報 ]
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