「ダイハツ・ミラ」のオフィシャル情報
Innovation for Tomorrow. オート三輪時代からの国内最古参、ダイハツ工業による「ミラ」のサイトです。　ミラココアも登場しました。
モデルチェンジやマイナーチェンジなどの新型情報や、カタログ請求はこちらでどうぞ。

「ダイハツ・ミラ」の改造・カスタムパーツ・ドレスアップなどのコミュニティ
carviewの「みんカラ」、ミラ（ココア）のページです。
整備手帳のページやパーツレビューのページは、DIYカスタムやメンテナンス初心者の、強い味方になります。
パーツ交換の手順確認やトラブル防止にも使えます。（中古車査定や自動車保険、新車無料見積りやカーローン（自動車ローン）など、カーライフに関するお役立ち情報は、ページ最下部にリンク有）

「ダイハツ・ミラ」のモデルチェンジ・マイナーチェンジ・グレードの情報
Goo-netの自動車カタログページなのですが、発売年度ごとにグレードを分け、まとめて１ページに表示させているため、モデルチェンジやマイナーチェンジの変遷が判りやすくなっています。
より細かい情報は、各グレードのページで見ることができ、現行モデルに関しては、無料見積りができるようになっています。

「ダイハツ・ミラ」の中古車情報
カーセンサーによる自動車カタログのページです。
現時点での「ミラ」の中古車相場がわかるようになっており、さまざまな項目を指定可能な、中古車検索システムが特色です。

「ダイハツ・ミラ」の歴史、CM、ウンチクなどの情報
ウィキペディアによる解説ページです。
初代ミラのL55系から始まり、2代目のL70系、3代目のL200系、4代目のL500系、5代目のL700系、6代目L250系、7代目のL650Sと、アヴィ、ジーノも含めて、詳細に解説しています。
ミラパルコの記述などは、懐かしさも感じます。（ミラココアは別ページとなっています）

「ミラココア」
のデザイン

かわいい・・
だけじゃない

・・など

「ダイハツ・ミラココア」は、2009年8月に発売されました。
2008年末まで販売されていた、「ミラジーノ」の後継車という形になります。

「ミラ」をベース車両として女性向けの内外装に仕立て上げ、様々な装備と工夫で運転のしやすさを高めることにより、若年女性層向けの「売れる車」に仕上げています。

このような、機能よりも「かわいさ」を前面に押し出したデザインコンシャスな軽自動車としては、スズキの軽自動車「ラパン」が挙げられます。

「スズキ・ラパン」は、「かわいさ」という要素を持ちながらも、「ユニセックスなおしゃれ感」という雰囲気を醸し出すことに成功していました。
結果として男性ユーザーからも好評を博し、「ラパンSS」という、ターボエンジン搭載のスポーティな方向性を持ったモデルも追加発売されています。

それに比較すると、「ミラココア」の基調デザインは、男性であれは恥ずかしくて運転することをためらうような、「女の子向け・かわいいデザイン」となっており、「ユニセックス対応」とは言い難い雰囲気があります。

このように、真正面から女性向けに仕上げてきた「ミラココア」ではありますが、デザインなるものは主観による部分も大きく、他社に類似コンセプトの車両があれば、いくら手をかけて練り上げた内外装であったとしても、なかなか明確な差別化には繋がりにくいという面も持ち合わせています。

ダイハツもこのあたりは心得たもので、優劣のつきにくいデザインだけでなく、「運転のしやすさ」を高めることで、「ラパン」に対するアドバンテージを積極的に計ろうとしています。

細めにデザインされたＡピラー、サイドウインドウの面積など、見過ごされやすい部分から、左後方の視認性を高めるリアラウンドガラス
また、身長の低い方でも運転し易いように、シートリフターやチルトステア、シートベルトの高さ調整など、様々な面から抜かりなく整えられています。

そして、国内初となるバックモニター内蔵ルームミラーの採用は、CMでも積極的にアピールされており、「ミラココア」の大きなセールスポイントとなっているようです。
カメラで撮影された映像をミラーに映し出すことで、後方死角の障害物を確認可能としたこの機構は、女性ドライバーの不安感を和らげるのに寄与することでしょう。

試乗インプレやユーザーレビューにおける不評を挙げるとするならば、CVT変速機がいくぶん唐突な印象があり、ベルトノイズもやや大きめというもの。
そしてまた、ブレーキフィールがよろしくない、リアシートがスライドできない、平均燃費計がない。・・・などが散見されます。
また、「ターボ設定が無くて残念」という意見もありますが、ラパンSSという後発モデルの例もありますので、これに関しては待ってみるしかありません。

いずれにせよ、個性的なデザインが気に入って購入に踏み切る女性オーナーにとっては、このような部分は「小さな問題」でしかないことでしょう。

「かわいいデザイン」と「運転のしやすさ」という、若年女性への二大訴求ポイントを突き詰めた「ミラココア」ですが、実際のところ、発売開始後1ヶ月で、月販目標台数の3倍となる約9,000台を売り上げる好調ぶりを見せています。　

これだけ「ミラココア」が好調であると、元車両である「ミラ」自体が霞んでくるような感じもしますが、これは、ダイハツにとっては痛し痒しというところかもしれません。

『　補記　』
ノーマルグレードのココアに対して、上級グレードとしてココアプラスが用意されており、ルーフレール、ハロゲンフォグランプ、ドアミラーターンランプなどが装備されています。