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結束バンドの選び方

最終更新日: 作者:月寅次郎

結束バンド、タイラップ、インシュロックについて

結束バンドは、タイラップやインシュロックとも呼ばれ、配線の取付・固定時によく使われます。
(自動車整備の場でも多用されますが、電気設備の現場でもよく使用されます)

引張強度を明示している製品がおすすめ

ここでは、『3M』『TRUSCO』『ELPA(朝日電器)』の3メーカーを挙げますが、これらはどれも定評があって信頼に足るメーカーです。

耐候性も考慮されており、引張強度も、各太さごとに表示がありますので、安心して使用可能です。
逆に、そういうデータを示していない製品は、強度試験も行っていません。
どちらかというと、引張強度を明示している製品がおすすめです。ただ、仮固定などの短時間使用であれば、安さを売りにした無名メーカーでも構いません。


メーカーによって、微妙に太さが異なる

結束バンドはどれも基本的にナイロン製であり、引張強度は太さ次第です

メーカーが違うと、同じ20cm長の結束バンドでも、幅や厚みに微妙な違いがあり、サイズの太い方が高い強度が出せます。

ここで挙げている3メーカーの場合、20cmの製品で比較すると…、
  • 3M  :長さ200mm、幅4.8mm、厚み1.3mm、ループ引張強度217N
  • TRUSCO:長さ203mm、幅3.6mm、厚み1.1mm、引張強度178N、質量119g
  • ELPA :長さ200mm、幅4.5mm、厚み(記載なし)、引張強度22kg
…となっています。(材質はどれも同じナイロン66の紫外線耐候剤入りです)

最も強度が高いのは3Mですが、引張強度の限界値付近で使わない限り、大きな違いは生じません。
よほどメーカーへのこだわりがあるのでなければ、その時その時で、価格の低いものを買うのも良いでしょう。

耐候性の有無で選ぶ

屋内配線の固定に用いる場合は、紫外線耐候剤の入ってない乳白色タイプでも問題ありません。

ただ、耐候タイプでないものを屋外で使用すると、劣化が早く、切れるのも早いです。

耐候性のある結束バンドであれば、屋内外を問わず使用することができますので、どちらか一方を買うのであれば、屋外用の耐候タイプを買う方が、いろいろと使い回しが効きます。

一般家庭でのDIY用途の場合、屋内用と屋外用の2種類を用意して使い分けるのは、無駄になる場合が多いですので、屋外用を買っておけば間違いがありません。

(日の当たらない箇所でしか使用せず、仕事で使うため、100本買ってもすぐに使い切ってしまうような場合は、この限りではありません。)

結束バンド 結束バンド 見てみよう

3M 結束バンド (amazon 商品ページ)

TRUSCO 結束バンド (amazon 商品ページ)

ELPA 結束バンド (amazon 商品ページ)

結束バンド (楽天で検索)



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