フロントグリルを、純正タイプから「S600タイプ」 へ交換します
W124やW201のフロントグリルは、長年紫外線に晒されると、表面が劣化して
粉を吹いたようにざらざらになってしまうことがあります。
自動車の"顔"の部分でもあり、ここがしまらないと古ぼけて見えるため、悩みの種でありました。
S600タイプのグリルに交換することで、
スポーティーで現代的な外観に生まれ変わらせたいと思います。
これは、
旧グリルの状態です。
少しふくらみを持たせ、ゆるいカーブを描いているグリルは
「最善か無か」の 古き良き時代を感じさせます。
グリルのルーバー状になっているところは、経年劣化で白化している状態だったので、目立たないよう黒く塗って誤魔化していました。
装着はそれほど難しくありませんが、ずっと斜め上を向いて、身体をそらしての作業となりますので、
姿勢の方がつらいです。
基本的には、ボルトやネジ類を外して、グリルを交換し、元に戻すだけなのですが、意外にも画像に写っている
クリップ類が曲者です。それなりに固いので、はめ込むのに苦労する場合があります。
また、グリルの精度や、グリル枠とのすき間の具合によっては、
元通りには装着できないクリップが出ることもあります。
グリル装着時に忘れてはいけないのが、
"ベロ" つまり、ボンネットを開けるための"引っ張り棒"です。(
"しゃもじ"と呼ぶ場合もありますね)
これを
入れ忘れてグリルを装着すると、すべてがやり直しになります。
気をつけましょう。
また、"ベロ"を外した状態で、うっかりボンネットを閉じたりしないようにしましょう。
もしも閉じこんでしまった場合は、
どうすればよいのか、私にもわかりません。
画像にはベロにスプリングを付けていますが、これは、グリルに"ベロ"の底面部分が当たらないようにする為のプチ改造です。
(調整が難しいのであまりお勧めはできません。下手をすると、"ベロ"が出てこなくなります。)
フロントグリル交換後の画像です。
フロントグリルに直線的なデザインが加わったことで、レトロからモダンにイメージチェンジすることができました。
厳密にいうと、グリル枠のクロームメッキ部分が曲線で構成されているのに対し、グリルの真ん中を縦に走るラインが直線的ですので、斜めから見るとほんの少しの違和感がありますが、ほとんど気になることはありません。
むしろ鈍重な印象が抜け、スポーティな印象をかもし出してくれます。
ドレスアップには、ローダウン、ホイール交換、など、かなり費用がかかるものもありますが、
グリル交換は、
お手軽な割には一気に垢抜けることができるので、なかなか"よい"です。
[H O M E]