オイル添加剤について

■ 評価が定まらないのは・・


オイル添加剤には、さまざまな意見があるようです

効く、効かないといった基本的なものから
エンジンに対する副作用の有無まで
ネット上でも、肯定派と否定派がそれぞれの持論を展開しています。

このような議論は、なかなか決着がつかないようですが、それは・・・

「成分の詳細が"企業秘密"として公開されていない商品が多く、また、作用のメカニズムをイメージでしか語っていない商品が多い。」

また、「添加剤単体では使用することができず、エンジンオイルとの抱き合わせ使用となってしまうため、商品の絶対的な評価や比較が難しい。」

・・・といったような側面を持つからだと思います。

■ 個人的な感想

個人的には、MILITEC-1という商品を使用したことがあります。
同時に使ったオイルは、エステル系のオイルとして有名なREDLINEです。

使用して感じたのは
エンジンのフィーリングが滑らかになった感じがして気持ちがよい。と、いうこと。
そして
エンジンブレーキが効きにくくなる?ということでした。

車速が乗った状態でアクセルから足を離し、"惰性走行"させてみると、驚くほど車速が落ちないのです。

燃費に関しては、厳密に計測していないので正確には判りませんが、エンジン内のフリクションが減少した分だけ、悪くはなっていない筈です。

ただ、残念なことに、私がREDLINEのオイルを使ったのは、このときが始めてであったため、これらの"効果"のうち、どれだけがオイルによるものであり、どれだけが添加剤によるものであるか、全く判別ができませんでした。

せめて、先にREDLINEのオイルだけで500`程度でも走行し、その後に添加剤を入れたのであれば、違いも判ろうというものですが、これは失敗でした。

■ オイル添加剤に関して思うこと

オイル添加剤 上記の記述のように、MILITEC-1とREDLINEの併用は、(値段の方はさておき)決して悪いパフォーマンスではありませんでした。
むしろ良いと明言できるものだったかもしれません。

しかし、 「添加剤という割には、エンジンオイル自体よりもはるかに高額である。」・・ということ
また、「もともとエンジンオイルには、オイルメーカーが最適と判断・設定した多種多様な添加剤が入っている。」
ということを考慮すると、「なんだか製造・販売元の思わくにはめられてしまった」ような、気もいたします。

最近のオイルは、随分と高性能であり、「SGクラスの鉱物油」しかなかった頃に比べると、格段に進歩しています。

オイルメーカーも、高性能オイルの効能として「燃費低減効果」を明示している現在では、高価な「添加剤」を入れるくらいなら、その分「高価な高級オイル」を買えばいいではないか? ・・・とも思います。

そういう人が増えて、「オイル添加剤」を買う人がほとんどいなくなれば、カー用品店の陳列棚から「添加剤」は消えて無くなるかもしれませんが

一向にそうなる気配が見えないのは・・・
「 それでもついつい買ってしまう、私のような人 」 がいて、こういったマーケットを細々と成り立たせている。
 ・・ということが理由だからかもしれません。



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2016年9月10日