デフオイル交換

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ディファレンシャルオイル、いわゆる"デフオイル"の交換です。

通常オイル類を補充する場合、「上から、補充穴へ、オイルを注ぐ」というのが普通ですが、デフに関しては残念ながらそれができません

デフの上にはシャーシ(車体)があって、上から注ごうにも「上」のスペースそのものが存在しないからです。

上から入れられないなら、どこから入れるのかというと、横から突っ込みます。

デフオイルの注入穴は、デフの横っ腹に空いているので、大きな注射器のようなデフオイル交換用の工具を使って、「ちゅーっ」と注入するのです。



デフオイルの交換には、一つ "お約束事" があります。
それは、古いデフオイルを排出する前に、注入穴の方のプラグ(フィラープラグ)をあらかじめ緩めておくということです。

古油を排出後に、いざ新油を入れようとして万一注入穴が開かなかった場合は、非常に困った事態に陥ってしまうからです。


実際に、車の下にもぐりこんで作業してみると、仰向けの姿勢では意外と力が入らないものです。
そのうえ、デフのプラグはかなり固く締まっているので、緩めるときには、「これ、ほんとに緩むんだろうか?」と思うほどです。

(画像に映っているのは、デフの右側面です。側面の下部にドレンボルト(排出用)が設けられています。)



フィラープラグを緩めたら、ドレンプラグを外して古いデフオイルを排出します。

デフオイルは、とても硫黄臭いですが、これはオイルに配合されたリン系や硫黄系の極圧潤滑剤のためです。

車の下の狭い空間では、なかなか身動きの勝手が取れませんが、排出したオイルが自分自身にかからないように、慎重にやりましょう。


画像は排出したデフオイルです。結構汚れた色をしています。



ドレンプラグをしっかりと締めた後は、新油を注入します。
(この時は BP Super Gear 75W-90 EP API/GL-5 というギアオイルを使用しました。)

注入時は、車体を水平にした状態で、注入穴いっぱいまで(溢れるまで)オイルを入れます
(デフの規定オイル量というのは、基本的にフィラープラグの位置までです。)

注入後はフィラープラグを締め、付着したオイルを、きれいにふき取っておきます。

このタイミングでの清掃は、重要ですのでしっかりやりましょう。
後でもう一度点検し、オイル汚れが発見された場合、「オイルが漏れた」のか、それとも「オイル交換時のオイルが付着しているだけ」なのか、判別できなくなるからです。

可能であれば、ある程度走行した後に、もう一度デフ周りを点検し、オイルの漏れやにじみがないかどうかチェックしたいものです。

万が一にも走行中にデフオイルが抜けてしまうことがあれば、車両がかなりのダメージを受けてしまうこともあり、念には念をということです。



 [ ワンポイント ]
折角車両の下にもぐるわけですから、ついでに普段点検できないところを目視点検しておきましょう。

 車両後部の下回りチェックポイントは・・・
  • ドライブシャフトブーツ
  • マフラー取り付けゴム
  • リアサスペンションアームのブッシュ
  • マフラー溶接部の錆具合
  • コンパニオンプレート
 ・・・などです。

主にひび割れゴム部分がカチカチに固くなっていないか、などを確認します。
これは実際にあった話ですが、マフラーの取付ゴム(マフラーを吊り下げているゴム部品)の片方が、走行中に切れたため、マフラーの遮熱板とマフラーが接触し、遮熱板の一部が削れてしまうということがありました

また、目視で確認するだけでなく、デジカメ等で撮影しておくと、後で何かと役に立ちます



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2015年7月22日