ここでいう、
「電圧降下量」の意味するものは、
「電気回路におけるロスの量」と思って、差し支えありません。
アーシングを施工する前に、施工予定箇所の「電圧降下量」を計測することで、
効果的な施工箇所を探すのに役立ちます。
また、施工前後の数値を比較することで、
電気的な効率がどれだけ改善されたのかを把握することができます。 計測には「テスター」を使用します
■ 計測手順
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テスターを、200mV等の最小の電圧レンジにセットする
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イグニッションをONにする。 (エンジンは始動させない)
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バッテリーのマイナス電極に、
テスト棒(黒)を当てる
アーシングする箇所に、テスト棒(赤)を当てる
表示された電圧を読み取る。
一般的に、アーシング前は、5mV から30mV 程度のロスがあることが多いですが、アーシング後は 2mV から4mV 程度に納まることが多いようです。
アーシング前の時点で電圧降下量が多ければ、施工後の効果も高いと思われますが、あまりにも数値が高い場合には、電気経路の接点劣化が考えられます。
この場合は一旦接点を点検・清掃し、再計測してみることをおすすめします。
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