廃油処理箱の自作(自分で作るオイルパックリ)
廃油処理パックを低費用(0円)で自作する方法、そしてその上手な使い方を紹介します。
筆者はこれまで、廃油処理パックを自作して何度かエンジンオイル交換をしてきましたが、主な方法としては…
・
レジ袋を使う方法
・
牛乳パックを使う方法
…の2通りがあります。
まず最初に、レジ袋を使う方法から紹介しましょう。
廃油処理箱の自作1(レジ袋タイプ)
上の画像は、筆者が自作した廃油処理パックです。
紙のゴミが主な内容物です。
廃油処理パックをローコストで作る場合は、廃棄物(ゴミ)のみで作ると、
ほぼ無料で作ることができます。
主な素材は、新聞紙やダンボール、(使用済みの)キッチンタオルやティッシュ、コーヒーフィルターなどです。
布類も使用可能です。あまりサイズの大きいものや、油を吸い込みにくそうな素材は、小さく切ったりちぎったりしておくと良いでしょう。
いちいち紙ゴミを貯めるのは面倒だという場合は、未使用のキッチンタオルやトイレットペーパーを使っても構いませんが、下手をすると市販の廃油処理パックよりも高くつく場合もありますので気をつけましょう。
オイルが垂れる位置に、自作オイルパックリを置きます。
今回は、自作オイル処理袋を複数使って廃油処理していますが、このような場合に
エコオイルチェンジャーは非常に便利です。
コックの開閉で、オイルの排出を一旦止めることが可能だからです。
一般的なドレンボルトの場合、オイルの排出を途中で止めるのはまず無理です。
(現実的ではありません。できたとしても手がオイルまみれになります)

オイルの排出が止まるまで、待ちます。
自作のオイル処理袋です。レジ袋に紙ゴミを入れただけの、簡単なものです。
油の処理能力は、1袋あたり0.7リットルで計算しています。1袋当たり1リットルまではいけそうですが、かなり余裕を持たせています。
この車両の場合、オイル排出量は4.8リットルですので、7袋用意しました。
なお、紙ゴミを袋いっぱいまで入れると、口を縛るときに余裕が無くなるため、廃油を入れる際は6~7分目くらいの量にとどめています。

オイルを吸い込んだ状態の『
自作オイル処理袋』です。
逆さまにして置いているのは、底の方に溜まりがちな廃油を、袋全体に行き渡らせて、まんべんなく吸い込ませるためです。
また、この時点で、レジ袋からオイルが漏れていないか、確認もしてします。
自治体指定の可燃ごみ袋の底に、適当な紙を敷きます。(ここ重要です)
ティッシュの外箱を開いたものや、薄手のダンボールなど、厚めでしっかりした紙がおすすめです。
通販サイトの配送で使用される、配送用紙袋などもおすすめです。ある程度の面積をカバーできるよう配慮しましょう。
これは、
ゴミ袋が地面と擦れた際に、外袋が破れても内袋には穴が空かないように、廃油が漏れ出さないように。…という配慮です。
さらに追加で新聞紙等を敷き込み、内袋から油が滲み出た場合に、吸い込ませる余裕を持たせてあげると万全です。
※ そもそも通常のレジ袋は、液体を入れる目的では作られてはいません。
「少しくらい漏れたり、滲んだりするのは当然なのだ」と考えて、それに応じて養生を行うと、あまり周囲を汚さずに作業できます。
ゴミ袋(外袋)に『自作オイル処理袋』を3袋だけ入れます。
3袋のみにとどめているのは理由があり…
-
これ以上詰めると重量がかさみ、外袋(自治体指定ゴミ袋)の耐荷重的に不安が出る。
-
あまり詰めすぎると、ゴミ収集車のパッカーに押し込まれたときに、オイルが吹き出す可能性が高くなる。
-
ゴミ収集者の方の腰の負担を考えて。
…という、3つの理由によるものです。
3袋しか入れていませんので、指定ゴミ袋にはまだ入る余裕があります。
残った上のスペースには一般ごみを入れ、普通にゴミ収集に出せばOKです。
ゴミの出し方は、近隣住民の方の目に留まるものです。浸み出たオイルがゴミ収集場所の床に溜まったりすると、清掃当番や管理人の方々に悪い印象を与えます。
このような配慮したゴミ出しをしていれば、まず大丈夫だと思います。
ゴミの出し方は、近隣トラブルの元にもなりかねません。「ゴミの出し方に人間性が出る」といっても過言ではありません。必要以上に過剰にする必要はありませんが、廃油処理は適切に、配慮して行いましょう。
廃油処理箱の自作2(牛乳パックタイプ)
牛乳パックを使って、廃油パックを作ります。
自作廃油パックの材料は、
空の牛乳パックに廃油を吸収できる素材を詰めたものです。
今回は使用済みのコーヒーフィルター、キッチンペーパー、ティッシュなどを使用しています。
布類でも構いませんが、丸のまま押し込むとなかなか吸収しないため、廃油を注ぐ時に時間がかかります。適宜切断して詰めておくと、オイルが沁み込みやすくなります。

オイル受けに、一旦オイルを排出します。
今回の廃油量は、約4.6L
これに対して、用意した廃油パックは11本です。
1本あたり約420mlの量が、廃油パックに入る計算になります。
牛乳パックの容量は1000mlですが、廃油吸収素材を詰めて使うため、容器に入れるオイル量は、容量の半分以下に抑えることをおすすめします(この場合は500ml以下)
また、吸収素材の量に余裕がないと、廃油を吸収しきれないため、廃棄時に溢れる恐れがあります。
廃油を自作廃油パックに注ぎ終えました。
画像には全部で12本映っていますが、左端のリプトン紅茶のパックは、オイル交換作業時のゴミ箱として使用したもので、廃油は注がれていません。(実際に使用した廃油パック本数は、11本です)
自作廃油パックの口を閉じます。
今回はホッチキスで留めています。テープを併用するとさらに万全です。
オイルがしっかり吸い込まれていれば、一時的に横倒しにしても、オイルが漏れ出てきたりすることはありません。
オイル交換後に1週間放置して、パックの底から廃油が漏れていないか確認してみました。
廃油パックの下に紙を敷いて、オイル染みが判るようにしていましたが、大丈夫のようですね。
(紙に付着しているオイル染みの跡は、オイル交換の作業時に付着したオイル汚れです。パック底面からの染み出しではありません)
自作廃油パックの底面も確認してみました。
底面の半面に油分が浸透していますが、これは、牛乳パックの表面に施された
樹脂コーティングの内側で浸透しているだけです。表面に漏れてきているわけではないので、さほど気にすることはありません。
一週間放置してこの程度の浸透で済んでいるのであれば、問題ないと言えるでしょう。
後は、このまま可燃ゴミ(一般ゴミ)として出すだけです。
牛乳パックの廃油パック、メリットとデメリット
メリット
牛乳パックタイプのメリットは、レジ袋で作る廃油処理パックよりも、強度があって漏れに強いことです。
レジ袋は、小さな裂け目をきっかけに、裂け目が広がることがありますし、もともと液体を入れる用途は想定されてはいません。底部の溶着強度も、決して高くはありません。
一方の牛乳パックは、元々液体用のパッケージですので、口さえしっかり綴じてしまえば、
かなりの安心感がありますし、
強度的にも強いです。
デメリット
牛乳パックタイプのデメリットは、牛乳パックの空き箱を多数揃えるのに日数がかかることと、オイル受けに一旦廃油を貯める必要があることです。
牛乳パックの方が一手間かかりますが、漏れない安心感があるので、個人的には牛乳パックタイプの方が好みです。
ゴミ出しは数回に分けるのがベスト
今回の廃油量は4.6Lですので、一度に出すと、そこそこ重量があります。
エンジンオイルの比重は0.85前後ですので、計算上は廃油だけでも約3.9kgの重さがあります。
自分の場合は、万全を期すために、廃油パックを3本づつ、一般ゴミの中に混ぜて出しています。
(1回では出しきれないので、数回に分けてゴミ出ししています)
一般ごみの中に入れ込むことで、外から押されて廃油が吹き出した場合に、他のごみが緩衝材となり、廃油がゴミ袋の外に漏れ出るのを防いでくれます。
今回使用したオイル
今回使用したオイルは、Pertamina(プルタミナ)Fastron Next 0W-20です。(4Lボトル)
これは良いです!
エンジンオイルの性能としても言う事ありませんが…、
1. 化学合成オイルなのに、比較的安価
2. 取っ手付きで、注ぎやすい(注ぐ時にこぼしにくい)
3. 樹脂ボトルで使用後の廃棄が楽
…など、メリットが多々あります。
(個人的には2番と3番のメリットが嬉しいところ。4L缶は注ぎにくいんですよね)
Pertamina Fastron エンジンオイルの販売ページ
筆者は、Pertamina Fastronを楽天で購入しましたが、amazonでも販売しています。
ナフコで買うという手もありますが、店舗によっては扱いがなかったり、在庫切れだったりする可能性も考えられるので、確実に入手可能なネットで購入しました。
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カーナビ交換・取付(自分でDIY)
ATOTO A6PF(A6G209PF)をDIY装着しました。
従来型の地図内蔵ナビから、現代的なアンドロイドカーナビ(ディスプレイオーディオ)となったわけですが、
大画面9インチ液晶の見やすさとサクサク軽い操作感は感動ものです。
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エコオイルチェンジャーでオイル交換
エコオイルチェンジャーでエンジンオイルの交換をしてみました。
エンジンオイル交換はドレンボルトの脱着でやるのが普通ですが、個人的に長年オイルチェンジャー(手動ポンプ)による上抜き法でやってきました。
『上抜き』も楽で良いのですが、吸引ホースを清掃する手間がデメリットで、きれいに拭き取ってから収納しないと、後々残留オイルが垂れてくるのが面倒でした。
「エコオイルチェンジャー」は、そのような手間がかからず、オイル交換作業が非常に楽になります。
(今後はこれで行こうと思います)
シリンダーヘッドのオーバーホール
2000cc4気筒OHVエンジンをオーバーホールしました。
ヘッドを降ろして全パーツを分解清掃、吸気バルブ・排気バルブはカーボンを落として擦り合せを実施。
ポートもカーボン落とし、ガスケットを新しくして組み上げました。
ガッツリ重整備でしたが、エンジン本来の性能が復活したと見えて、低速のレスポンス、高速域の伸びが良くなり、加速が向上しました。(素人でも、時間をかければここまでできるという見本です)
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