リアビューカメラ・バックカメラ
リアビューカメラの接続(映像・アース)、設定、基準線の調整などの記録です。
リアビューカメラ(作動確認)
リアカメラ映像信号ケーブルを接続します。
この部分は一般的なRCA端子となっていました。(オーディオ製品に多用されるピンケーブルです)
リアカメラの電源は、カーナビ用の電源ハーネス(20Pカプラ)から分岐させて取っています。
(従来装着していた「ダイヤトーン サウンドナビ」の配線もそのようになっており、配線を流用した形です)
ギアをバックに入れ、後部カメラを起動させましたが、受像できません。
これはわたしのミスなのですが、接続時にリアビューカメラのアース接続を忘れたために、カメラの電源が入らず、結果的に「
信号なし」との表示が出ました。
後日接続をやり直し、リアビューカメラの正常作動を確認済みです。
アース線接続の様子です。
上の画像向かって左が
リアビューカメラのアース端子、右側にあるのが
ETCのアース端子です。
クワ型端子を介してナビ取付ステーと接続し、車体側とアースを共有しています。
ステーの一部は塗料がありましたので、きちんとアースの導通が取れいているかは、
テスターで確認しています。
(黄色い配線種別タグは、手書きです)
リアビューカメラの画像です。
筆者が使用しているバックカメラは、2013年の車両購入時にディーラー装着したものです。
既存の配線を生かして、そのままATOTO A6PFナビに接続していています。
そのため、世代的には少し古くなってきていることも否めません。
最新型の現行製品と比較すると、解像度やコントラスト、鮮明度が今ひとつです。
カメラの受像素子自体がやや古いため、直射日光が当たった時の画像の白飛びや、周囲が暗くで光量が不足した際の視認性は、現行製品に比べると劣っています。
また、
解像度や動画レートも、最新型バックカメラに比べると見劣りし、いささか不鮮明な印象を受けます。
バックカメラが登場した頃は、車両後方の映像が映っているというだけで「スゴイ!」という感じでしたが、撮影素子の性能はここ10年でかなりの進化を遂げ、費用あたりの性能も大きく向上しました。
アラウンドビューモニターに代表されるパーキングアシストシステムも、さほど珍しくなくなってきています。
実用度だけで考えると、これでも充分使えるのですが、折を見て最新型のリアビューカメラに交換し、より鮮明な画像を受像したいと考えています。
バックカメラの買い替え、交換を考える
ATOTO純正のリアビューカメラには、「AC-HD03LR」と「AC-HD02LR」があります。
どちらも
720P規格対応で、1280x720のハイビジョン画質を出力可能です。
筆者が使用しているディスプレイオーディオは「ATOTO A6 PF」ですので、AC-HD03LRとAC-HD02LRの両機種を装着可能です。
しかし、「A6 PF」には仮想サラウンドビュー機能がありませんので、AC-HD03LRを装着してもあまり意味がありません。バックカメラとしては使えるものの、仮想サラウンドビューが使えないのです。
(カメラ側が仮想サラウンドビューに対応していても、ディスプレイオーディオ側が非対応であれば、機能を活かすことができません)
S8シリーズを使っているのであれば、「AC-HD03LR」でも良いのですが、「A6 PF」と接続して使うことを考えると、「AC-HD02LR」が妥当な買い替え候補と言えるでしょう。
(実際に購入・装着後は、改めてこのページを更新したいと思います)
ATOTO製 バックカメラ AC-HD03LR
ATOTO製 バックカメラ AC-HD02LR
ATOTO AC-HD02LR
-
ATOTO F7、S8、A6PFなど、幅広い機種に適合
-
仮想サラウンドビュー非対応
-
視野角150度
-
720PのHDハイビジョン高画質
●
ATOTO AC-HD02LR(amazon 商品ページ)
●
ATOTO AC-HD02LR(楽天で検索)
製品外観は『AC-HD03LR』と同じです
リアビューカメラの接続を振り返る
ナビを新調する事によって、
既存装着のバックカメラをそのまま接続できるか少々不安でしたが、結果として難なく接続・作動できました。
映像ケーブルの端子は普通のRCA、
カメラ用電源は、これまで通り20Pカプラの途中の『分岐配線』に接続、
カメラ用アースをシャーシに落とすだけで、映像が繋がりました。
後部カメラ映像は、このようにさほど難なく接続・受像することができたため、現在はこの状態のままで使用しています。
リアビューカメラの設定(基準線の調整)
バックカメラ基準線の調整画面は、ATOTO A6PFの「設定画面」をいくら探しても見当たりません。
実はこれ、
ギアをバックに入れて、バックカメラ映像を表示させた状態で、画面の任意の部分をタッチすると、
基準線の調整モードに入ることができます。
※ この調整方法は、ギアをバックに入れ、フットブレーキを踏んだままの状態で操作することになりますので、あまり好ましくはありません。メーカーにはユーザーインターフェースの改善を促したいところです。
(調整の際は、安全を確保できる場所で行いましょう)
バックカメラが車両の真ん中に装着されている場合は、基準線の調整も最低限で済みます。
たいていの車両の場合、トランクの開閉スイッチなどが邪魔をして、正面の位置にカメラを取り付けることが難しく、ある程度オフセットして装着している場合がほとんどです。
このオフセットによるカメラ位置のズレを、基準線をずらすことで調整します。
(上の画像のように)
基準線の調整が完了した後で、モニター表示を撮影しておくと、初期値に戻ってしまった場合でも、
ほぼ元通りの状態まで簡単に復旧できます。
(重量な要記録ポイントです)
調整後の状態を記録しておかないと、ファームウエア更新後は自動的に初期値に戻りますので、駐車場で何度も前後移動を繰り返しながら、最適な基準線の位置を探す必要があります。
(面倒な事は、一度で済ませておきたいものです)
バック時のオーディオ音量自動調整の設定
デフォルト設定では、
ギアをバックに入れるとオーディオ音量が自動的に下がります。
後退時に再生音量が絞られるため、運転に集中することができ、誘導員の声など、車外からの音も聞こえやすくなります。
これはこれで、安全性を高めるためのありがたい機能なのですが、
デフォルト設定では音量低下レベルがやや大き過ぎると感じました。
ボリュームを絞り気味にしていると、バックする際に音楽がほとんど聞こえなくなりますし、音量大きめで再生していると、
前後に切り返しをする際に、音量の上げ下げが極端となって、かえって耳障りとなります。(集中力が削がれる感じです)
具体的な設定項目ですが‥、
「
設定 → 一般 → 車を逆転させながら音声をミュートする」の下の、
「
メディアの音量を下げる」の数値を調整します。
(日本語がめちゃくちゃなのは、この際目をつぶって下さい)
筆者の場合、「15」の値で設定しています。
(ここも「要記録」ポイントです。)
この値ですと、音量低下レベルが自然に感じます。
前後に切り返す場合も、音量上下幅が適度に収まり、違和感がありません。
ギアをドライブに戻して音量が戻った時に、「音量が少し抑えられていたんだな」と感じられる程度です。
個人的には、この15の値が丁度良く感じますが、個人差もありますし、装着しているスピーカーの能率や入力信号の電圧レベル、その時のボリューム設定にも左右されます。
ご自分で最適な値を探ってみて下さい。
ちなみに、「車を逆転させながら音声をミュートする」の項目をOFFにすると、バックギアに入れても音量調整機能は作動しなくなります。
● 次のページ:
ディスプレイオーディオ、Androidカーナビ(用語解説)
ATOTO 純正オプションパーツの紹介
ATOTOには、さまざまな純正オプションパーツがあります。
こちらもチェックしておきましょう。
ATOTO製 ドライブレコーダー
ATOTO製 ステアリングリモコン AC-44F5
対応機種:SA102、A6Y、A6 KL、F7、S8。互換性無し:ATOTO A6 PF/S8Lite
ミュート、一時停止、カメラアプリ起動あり
ATOTO製 ステアリングリモコン AC-44F8
対応機種:P8以外のATOTOナビすべて。
ミュート、一時停止、カメラアプリ起動無し
ATOTO OBD2カー診断スキャナー AC-4450
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