Carplay対応ナビのベストは?(Androidカーナビ)
カーナビ選びにおいて、液晶画面サイズは重要なポイントです。
大きすぎるとのスイッチ類を操作する際に、邪魔になってしまいます。
(ハザードランプや、エアコンスイッチ類が干渉しがちです)
「画面が邪魔でボタンが押しにくい」くらいならまだ良いですが(本当は良くないです)
ナビ自体の取付が難しくなる場合もありますので、装着後のサイズ感がどの程度になるのか、事前によく確認しておきましょう。
10インチ画面では少々大きすぎる感がありましたので、最終的に9インチのナビを選択しました。(ATOTO A6G209PF)
画面サイズは7インチ?それとも10インチ?
最初に液晶画面サイズをビシッと決めておきましょう。
これだけで、ナビの選択肢が狭まりますので、各機種の比較が容易になります。
わたしが実際に試して良かったなと思うのは、「液晶画面サイズの紙を用意して実車に持ち込み、装着イメージを確認する」ことです。
7インチは少し小さい(だが取付が楽)
ATOTO
S8 Standard
S8G2A74SD
7インチ
AndroidAuto
CarPlay対応
こちらは、わたしの車両であるスバルXVのインパネです。
現状ではダイヤトーンのサウンドナビが装着されています(このナビの画面は7インチサイズ)
これと同じ7インチサイズのナビを選択すると、同サイズのためインストール作業も楽になります。
ですがここは、今どきの大画面ナビを付けてみたいと考えるのが人情です。
ATOTO A6G209PFは9インチ
ATOTO
A6G209PF
コピー用紙を使って、9インチサイズがどの程度の大きさなのか、実車と合わせてみました。
紙全体の大きさが液晶部分の最大サイズで、鉛筆で薄く線を引いているのは、実際の表示画面のサイズです。
結構大きな画面であることがわかります。
インストール作業に多少の加工は必要になりそうですが、上下のスイッチ類との干渉は目を潰れるレベルです。
紙はエアコンスイッチの上に置いているだけなので、実際の装着時は、もう少し上方向にずれるはずです。
10インチは大きい(スイッチ類との干渉は要チェック)
ATOTO
S8 Premium
S8G2114PM
10インチ
AndroidAuto
CarPlay対応
こちらは10インチ画面のイメージです。
さすがに大画面ですが、これではハザードスイッチやエアコン操作に支障が出そうです。
装着可能な画面サイズの上限は、車両やインパネの作りによって、9インチだったり10インチだったりとさまざまです。
やはり、紙を正確にカットして実車に合わせ、具合を確かめて見るのが一番です。
この段階で、わたしのカーナビ選びは、「9インチ画面」に候補が絞られました。
後日9インチのディスプレイオーディオ「ATOTO A6G209PF」を購入・装着しましたが、実際の装着イメージは、下の画像になります。
9インチ液晶画面・カーナビ装着イメージ(A6G209PF)
ATOTO
A6G209PF
業者に依頼せずに、DIYでインストールしたため、費用はカーナビ実費のみで済みました。
(右の画像の商品です。実売価格が表示されない場合は広告ブロッカーをOFFにしてみてください)
インパネの調整、加工等も自分で行っています。
(下のページに詳しく記載有り)
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ナビ取付4(インパネのカット)
電源ハーネスは、旧ナビから外した配線に、ギボシ端子をかしめて自作しました。
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ナビ接続(オーディオハーネス自作・ギボシ配線)
OSはAndroid? それともLinux?
ATOTO
F7G2A7XE
LinuxOS
はっきり言ってしまうと、OSはLinuxよりAndroidがおすすめです。
LinuxはオープンソースかつコピーレフトのUnix系オペレーティングシステムで、カスタマイズの容易さと開発コストの低さからさまざまな組み込みシステムに使用されています。
(わたしもRed Hat Linuxでサーバー構築の経験があります)
一昔前でしたら、このLinuxOSの選択もありでしたが、現時点となると、AndroidOSの方がトータル性能で優れており、ATOTOもAndroidOS機の開発をメインとしています。
機種ラインナップの数でも大きく差がついています。
LinuxOS機は古いとは言わないまでも、ディスプレイオーディオの世界では、一世代前の扱いという感があります。
メインストリームに返り咲くのは難しいでしょう。デュアルBluetoothの対応や、Wi-Fi接続など、スマホとの接続機能でも差が付いています。
また、サードパーティのアプリをインストールし、多様なネットサービスを楽しむこともできません。
実際には、AndroidOSもLinuxカーネルがベースになっているのですが、AndroidOSはモバイル機器用のオペレーティングシステムとして開発されているため、ディスプレイオーディオに要求される機能との類似点が多く、組み込み時の相性が良くだけでなく、安定性も高いものがあります。
メモリとストレージ(標準機と上位機種)
パイオニア
カロッツェリア
FH-8500DVS
AndroidAuto
CarPlay対応
KENWOOD
DDX5020S
AndroidAuto
CarPlay対応
価格的に手の届きやすい標準タイプ製品と、高額な上位機種はどちらを選ぶべきでしょうか?
ATOTO製品のスペックを比較してみると、Aシリーズ(標準タイプ)のメモリ容量は2Gに対して、上位機種であるSシリーズは3Gとなっています(4Gのモデルもあります)
とはいえ、原則として「価格的競争力の高い、Aシリーズで充分」だというのが個人的な見解です。
メモリ2Gでも、それなりにサクサク動いてくれます。特に不満を感じることはありません。
ディスプレイオーディオは、一種の箱のようなもので、スマホと接続して使用した場合、スマホ側のスペックの方が物を言います。
特に、CarPlayやAndroid Autoを使用する場合は、ナビ側(ディスプレイオーディオ側)は、スマホから送出された映像や音声を投影しているだけに過ぎません。
(完全にそうではありませんが、それに近い状態になります)
そのため、受け手であるディスプレイオーディオ側は最低限のCPUパワーがあれば充分となり、送り出し側のCPUパワーの方が重要となるのです。
ちなみに、ナビアプリを使用の場合、GPS電波はスマホ内蔵のGPSはアンテナで受信しています(車両側ではありません)
経路や地図、現在位置の表示も、スマホ側が主体となって計算・表示させています。
ですので、予算の振り分けは、ディスプレイオーディオ(DA)よりもスマホの方に割り振る方が賢い選択となります。
DAを標準タイプにすることで節約した予算は、スマホの買い換え費用に回して、スマホ側のCPUパワー(及びそのストレージ)に割り当てた方が賢明です。
もちろん、湯水のようにお金を使えるセレブの方や、毎日8時間以上車に乗車する方はこの限りではありません。
特に、車で生活しているようなトラックドライバーの方は、最上位機種を導入した方が良いというものです。
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ATOTO製品一覧(amazon)
細かい部分を言うと、上位機種はリアビューカメラのバリエーションが多彩だったり、駐車支援システムに対応していたりしています。
また、後部座席のお子様のために、後部シート用ディスプレイを設置する場合は、ビデオ出力の多彩な上位機種の方がおすすめです。
最終的にわたしは「ATOTO A6G209PF」を購入・装着しましたが、後日、CPUスペックやストレージ容量を、KENWOODなどの国産カーナビメーカーと比較してみました。
結果として「A6G209PF」は、スペック的に遜色ないどころか、国産メーカーを上回っている部分が多々見られました。(価格も加味すると完全に凌駕しています)
(スペック比較については、次ページの後半部分で解説しています)
次ページ:
ATOTO A6G209PFを購入
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