カーナビ取付 ステー装着
ATOTO A6PFの画面サイズは9インチと大きめですが、筐体そのものは2DINサイズです。
ナビ付属のステーと車体側の金具を組み合わせ、車に取り付けられるよう調整します。
ナビ取り付けステー

上の画像の映っている灰色の金具が、スバルオプションの純正ナビ固定用ステーです。
(純正ナビから取り外して、車両側に合わせた状態で撮影しています)
このステーは純正品だけに、車両にフィットしており、ナビをしっかりと固定可能です。
この純正ステーを新ナビに取り付け、ナビを車両に固定するのが最善のように思えます。
それでは作業に移りましょう。

ATOTO A6PFナビに、付属品のステーを取り付けてみました。
(これは、側面からみたところ)
ANEX
精密ドライバー
上から見ると、このような感じになります。
ナビ自体が薄型であり、筐体の奥行きがないため、このような付属ステーを取り付けなければ、車両側に固定できません。
(固定するネジ穴の部分まで届かないため)

これは、ATOTOナビに付属している取り付けステーを装着してみたところですが、やはりスバル純正ステーの方が、確実かつ強固に固定可能です。
これでも固定できないことはありませんが、実車両に合わせてみると、合うネジ穴が2箇所しかなく、固定強度に不足が出そうです。
このナビ(ディスプレイオーディオ)自体はかなり軽量ですので、2箇所のネジ止め固定でも、実使用上問題が生じることは無さそうにも感じますが、自動車ですので万一のことも考える必要があります。
対向車と正面衝突してフロント方向から強烈な衝撃が加わった場合など、固定力が充分でなければ、ナビ自体が後部座席にすっ飛んでいく可能性もあり得ます。
自動車に取り付ける機器ですから、安全性がなによりも優先されなければなりません。

と、いうわけで先程の付属ステーは諦め、純正ステーを使って固定する方法を採用することにしました。
上の画像のように、「ステーの3段重ね」となっており、あまりスマートとは言えませんが、それでもこれが、最も強度のある設置方法となります(スバルXVに取り付ける場合)
Snap-on
ラチェットドライバー
ハードグリップ
ステーを取り付けた状態で重量を計ってみたところ、1.167kgでした。
(ステーを外せば、1kgを切るかもしれません)
前に使っていたダイヤトーン サウンドナビ NR-MZ80は、重量3.3kgでしたので、約1/3の重量です。
単純計算ですが、重量が1/3であれば固定強度も1/3で済みます。
「ステーの3段重ね」は、あまり褒められたものではありませんが、強度的には充分かと考えています。
少なくとも走行時の固定強度は全く問題ありません。
高速域で衝突した場合にどうなるかについては、検証ができませんので何とも言えませんが、車両の取り付け機器が軽くなることはさまざまな観点から望ましいですし、ナビの背面空間が増えた事は、ある意味クラッシャブルゾーンが増えたと言えなくもありません。
取付ステーの加工
ツボサン
エクストリーム
(平ヤスリ)
純正ステーには位置決め用の突起物が付いていますが、この位置が合っていないため、ネジを締めると固定位置がずれてしまうことがわかりました。
平型の棒ヤスリで削って、邪魔な突起を落とします。

もう少し頑張ってもよいのですが、完全に平らにする必要もありません。
この程度出っ張りを落とせば、実用上問題ないでしょう。
ステーの固定

径が大きめのネジを片側4本使い、純正ステーをナビ側のステーに固定します。
ナビ側のステーとナビとの固定も、見直しました。
ステーを内側から見たところです。
これだけ固定してあれば、まず大丈夫でしょう。
インパネとの隙間調整

上方向にもネジ止め箇所があります(この時点では、まだネジ止めしていません)
このネジ止め位置を動かすことで、液晶画面とインパネの隙間を調節することが可能です。

こちらは、ナビ位置調整用のネジ穴を拡大したところです。
アダプティブケージのどの穴の位置で固定するかによって、液晶画面とインパネとの隙間を、8段階に調整することが可能です。

上の画像は取付時のものですが、最終的に、近い方から2番目の位置で固定しました。
※ 側面の固定ステーを見ると、各種アース線の固定の様子が見て取れます。
塗装の関係から導通が取れないことを懸念しましたが、テスターで確認したところ、しっかりアースが取れていました。
カーナビ・仮装着

この状態で、一旦車両に持ち込んで合わせてみました。
液晶画面がインパネ面から手前に出すぎると、いささか不格好となります。
ですがインパネとの隙間が小さすぎると、今度は取り付け時の難易度が上がります(ドライバーの入る隙間がなくなります)
3Mスコッチ
マスキングテープ
ネジ止め箇所(上部)です。
ここにドライバーが入る余裕がなければ、ナビの固定ができません。
9インチ大型液晶が横に張り出しており、ネジ締結時に邪魔になりそうですが、ドライバービットが装着可能な薄型の板ラチェットも持っていますので、この程度なら何とかなるでしょう。
ちなみに、黄色いテープは3Mのマスキングテープです。マスキング用であって養生用ではありませんが、柔軟性や糊残り、手で切る際の使いやすさなど、総合的に優れており、こればかり使うようになりました。

ネジ止め箇所(下部)です。
下方向から覗き込んで撮影しています。

助手席側から見ると、このような感じです。
(フロントガラス方向に近づいて撮影)

上方向から、隙間の空き具合を確認しているところです
こうして上から見ると、液晶画面の横方向への張り出しが、ネジ固定の位置と被っていることが判ります。
インパネと液晶画面の隙間(距離)については、現在の状態でいくことにしました。
インパネとの干渉をどう処理するか?

車両取付時の確認を済ませたところで、作業部屋に戻ってきました。
さて、改めてナビの固定について考えてみましたが、これがなかなか厄介です。
インパネ開口部よりも液晶画面が大きいため、インパネを取り付けた後でないと、ナビが入りません

だからといって、インパネを先に取り付け、後からナビを取り付けようとすると、ナビ固定ネジの締結ができません。
ケーブル類を接続するのも手探りの作業となるため、難易度が極端に上がります。
「ほとんど無理に近い」と言っても過言ではないでしょう。

ナビを先に車両に接続・固定した場合、今度はインパネの取り付けができません。
液晶画面がインパネ開口部より大きいということが、障害になっており、如何ともし難い状態です。
このままではナビが装着できませんので、思い切ってインパネをカットして対処することにしました。
さて、首尾よくきれいに装着できたのでしょうか?
それは次ページ、「
カーナビ取付 インパネカット加工」のページでご覧ください。
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