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カーナビの配線・接続ケーブルの確認

最終更新日: 作者:月寅次郎

カーナビの配線・接続ケーブルの確認

カーナビ・配線ケーブル

カーナビを交換するには、まず既存のナビを車両から取り外さなければなりません

ここで重要なのは、既存配線の接続を調べ、その配線が何のケーブルなのかを確認してタグ付けしておくことです。(闇雲に外すと、後でわけがわからなくなります)

日々同様の仕事をこなしているプロのメカニックであれば、そこまでしなくても一瞥しただけである程度判りますが、素人のサンデーメカニックであれば、なかなかそうはいきません。

一つ一つの配線にタグを貼り、後で判るようにしておきましょう
(でないと後で「コレなんだっけ?」となります)

カーナビの取り外し

カーナビ・取り外し
2本の通常ネジと、2本のロックボルトを外すと、カーナビの固定が外れます

従来型(地図内蔵型)のカーナビは、筐体の奥行きもあり、極端に重いものではありませんが、重量もそれなりにあります。

慎重に手前側に引き抜きます。

ナビロックボルトの取り外しについては、前ページ『ナビロックボルト取り外し』をご覧ください。

カーナビ・取り外し
カーナビを引き抜くと、奥の方からさまざまな配線ケーブルが、ずらずらーっと出てきます

するっと抜ければ良いですが、ケーブルがぎちぎちに押し込まれていた場合は、絡み合ったり引っかかったりする場合もあります。必要に応じてケーブル類をほぐしながら抜いて下さい。

カーナビ・ステー
側面の取り付けフレームには、アース線がネジ止めされていました。

カーナビの接続ケーブルは、細いものから太いものまで多種多様です。気づかずに引っ張って配線やカプラを傷めないよう気をつけます。

右下の黄色い布は、養生用に敷いてあるタオルです。
シフトノブやシフトゲート周りを覆い、当て傷が付かないようにしています

カーナビ・背面端子
カーナビの背面側から端子と接続ケーブルを見たところです。

かなり細めのケーブルもありますので、無理に引っ張らないよう気をつけましょう。

カーナビ・ケーブル
メイン電源、ETC、バックカメラ、GPSアンテナ、ラジオアンテナなど、多種多様のケーブルがあるわけですが、見ただけではそれがどのケーブルなのか、なかなか判りません。

ケーブル種別を確認し、後で判るようにケーブルにタグ付けしておくのがポイントです。
(取付時にまごついたり、間違えて接続することが無くなります)

配線・接続ケーブルの確認

カーナビ・配線
まずはこのように、カーナビの取扱説明書をコピーして、分かりやすいように赤字で書き込みます。

カーナビ・配線
接続先を書き込んだ背面端子図と、実際のカーナビの背面です
(取り外し後に撮影)

テレビなどの家電製品の背面には必ず印字表示があり、どの端子に何のケーブルを繋げばよいのか一目瞭然ですが、上の画像を見るとわかるように、カーナビの背面にはそのような端子表示がありません。

カーナビのインストールはプロのメカニックが判ればそれでOKなので、誰でも判るような親切設計にはなっていないのです。
そのため、説明書と突き合わせてみなければ、端子の種類が判りません
このように、プロではない一般人が作業する場合は、ケーブルのタグ付けが重要となってくるのです。

ケーブルに識別タグを取り付け

カーナビ・ケーブル

前述の取説を見ながら、接続ケーブルを外し、識別タグを手書きで一本一本貼り付けました
ここまでやれば、完璧です。

※ ペンやテープは耐久性・耐候性のあるものを使用しましょう。紫外線が当たる場所ではありませんが、赤色は退色しやすい傾向があるため避けた方が無難です。

それでは、取り外したケーブルを一つ一つ確認していきましょう。

メイン電源ハーネス

カーナビ・メイン電源ハーネス
カーナビ用のメイン電源ハーネスです。

電源以外にもスピーカー出力配線など、多種の信号をやりとりしているメインの配線です。
(オーディオハーネスとも呼ばれます)

カーナビ・メイン電源ハーネス

同じく、カーナビ用のメイン電源ハーネスです(横から撮影)

「BATT」とあるのは「バッテリー」を意味し、「ACC」表示は「アクセサリー電源」を意味します。

スポンジで覆われた四角い箱状のものは、『スローブローヒューズ』と思われます。

カーナビ・20極カプラ
スバルVX車両側と接続するための『20極カプラ』です

『メイン電源ハーネス』は、この『20極カプラ』とカーナビを接続するためのケーブルです。

カーナビ・20極カプラ
20極カプラの配線は、上の画像の配置となっています。
(向きに注意しましょう。上下が逆だと反対になります)

リバース信号・パーキング信号・車速パルス信号

リバース・パーキング・車速パルス
この3本のケーブル(5極カプラの繋がっているケーブル)が何なのか、最初はよく分かりませんでしたが、以外に重要なケーブルでした。

リバース・パーキング・車速パルス
コネクタ自体は『オプションコネクタ5P』と呼ばれているもので、
3本のケーブルはそれぞれ…
  • リバース信号
  • 車速信号
  • パーキング信号
 …となっています。

リバース・パーキング・車速パルス
リバース信号は、バックカメラの起動・終了の切り替えに使用されます。

車速信号は、GPS信号が受信できない場合の車両位置の表示計算に利用されます(トンネル内でのナビ表示など)

パーキング信号は、走行中のテレビ動画の表示抑止に使用されます。

運転中の動画視聴は安全上好ましくないため、パーキング信号ONの場合にのみ、テレビや動画の再生が可能となるようなっています。(この配線をいじることで、走行中に動画再生ができるようにもなります)

車速パルス信号のナビゲーション利用

今どきのDA(ディスプレイオーディオ)の場合、車速信号は接続端子の無い場合がほとんどです。

今回購入した「ATOTO A6G209PF」にも、端子自体がありません。

これは、スマホと接続して使用することが前提となっているためでもあります。

今どきのスマホであれば、スマホ内蔵のジャイロ・加速度センサーによって、移動方向と距離がある程度計算・推測可能であり、GoogleナビもYahooカーナビも、そのあたりをきちんと組み込んでいるため、車両側の車速信号が無くても大きな問題は生じないからです。

厳密に言うと、DA側はスマホのナビ画面を表示させているだけに近いので、スマホ側のナビ信号と車両側の車速パルス信号に齟齬が生じた場合、2つの情報の優先度・信頼度の判定がナビ側では難しいため、スマホ側の情報のみをそのまま表示していると言っても良いでしょう。

ちなみに、取り付け後にわたしの車両で実使用したところ、トンネル内でも自車位置をロストすること無く適切に移動し、トンネルから出てGPS信号が復旧した時も、自車位置が飛ぶことなくスムーズに表示されました(特に問題はありません)
※ トンネル内で分岐があるような場合も、正しく表示されるかどうか検証してみたいところですが、県内にはそのような箇所が無いため未検証です。

追記:
高速道路のアンダーパスを走行中の話ですが、真上の高速道路がGPS電波の受信の邪魔となったようで、一時的にすぐ横を並走している道路を走っていると勘違いしたことがありました。

その際は、自車位置が真横に10m程飛ぶことがありましたが、すぐに自車位置が修正、元通りとなりました。
信号待ちや渋滞による停車時は、ジャイロによる移動位置推定が効かず、純粋にGPS電波による位置計測となりますので、このような状態が発生する場合があるようです。(ある程度のスピードで走行していれば、この現象は発生しにくいです)

バックカメラ映像ケーブル

カーナビ・カメラ映像ケーブル

バックカメラ(リアビューカメラ)の映像用ケーブルです

カプラ自体は、ピン挿入箇所が16本もある大型のものが使用されていますが、見てわかる通り、実際に使われてるのは2本だけです。
(映像用信号のプラスとマイナスのみ、ピンが刺さっています)

カーナビ・カメラ映像ケーブル
バックカメラのケーブルは、途中でRCAピンケーブルに変換されていました。
(なぜこのような冗長な作りになっているのかは、よく判りません)

ETC連動用DSARCケーブル

カーナビ・DSRCケーブル

DSRCケーブルです。
ETCとの連動に使用されます。

ここの車両に取り付けられているETCは、ETC2.0タイプのものですが、このケーブルを接続することで、ETCカード挿入の有無、使用料金の読み上げなどの音声ガイダンスが流れます。
(他にも交通情報の取得してナビ側に反映させ、音声で読み上げるなどの機能がありました)

バックカメラとETCの電源配線

ETC・電源・アース

上の画像の、ぐねぐねと雑に取りまとめられた赤と黒の配線はバックカメラの電源線で、アースはナビのステーにネジ止めされています。

下の方でぶら下がっているオレンジ色の配線(黒いT字型のヒューズボックスが付いているもの)は、ETCの電源で、20Pカプラから分岐電源を引いており、ナビのステーにアースを落としています。
(この部分は記憶頼りです。違ってたらごめんなさい)

スローブローヒューズ
この大型の四角い箱状のパーツは、スローブロータイプのヒューズボックスだと思われます。
(瞬間的な過大電流では切れないものの、過大電流が連続して流れる場合は、自身が溶断して回路を保護するタイプのヒューズ)

大型のカプラやソケットなどにも、このような薄いスポンジが巻かれていますが、走行時に振動で異音を出さないだけでなく、緩衝材を巻くことで内部パーツ保護の役割を果たしているものと思われます。

マイクケーブル

カーナビ・マイクケーブル

マイクケーブルです。

このマイクケーブルは、元々ハンズフリー通話用に設置したものですが、スマホにスピーカー通話機能が実装されてからは、使用する機会が減っていました。
(マイク自体は、メーター付近に両面テープで固定しています)

「これからもマイク機能は使う機会が少ないのでは?」と考えていましたが、ナビ交換後は無くてはならない装備となりました。

CarPlay/Android Auto対応ナビを使用する場合、SiriやGoogleアシスタントなど、スマホに備わっている音声アシスタント機能が車でも活用可能です
(音声アシスタントにはマイク機能が不可欠です)

音声操作(音声入力)は、CarPlay/Android Auto対応ナビの機能をフルに活かすには、必須の装備と言ってよいでしょう。

少なくとも個人的には、マイク機能は欠かせない機能となりました。特に目的地の音声入力に重宝してます。

● 関連ページ:ディスプレイオーディオ、Androidカーナビ(用語解説)

GPSアンテナケーブル

カーナビ・GPSアンテナケーブル
GPSアンテナケーブルです。

端子形状が同じであれば、既存のGPSアンテナを流用できそうですが、残念ながら異なるタイプのため、GPSアンテナは設置し直さなければなりません。
(新しいナビのGPSアンテナ端子は「ねじ込式」となっていました)

地デジTVアンテナケーブル

カーナビ・地デジTVアンテナケーブル

地デジTVアンテナケーブル(フルセグ・4本)です。

旧ナビにはフルセグ地デジ機能がありましたが、個人的にはあまり使用しませんでした。

テレビよりもYouTubeという方は、わたしのようにAndroidOSのディスプレイオーディオ(ナビ)がおすすめです。

車内でテレビを使うかどうかは、個人差の大きいところです。
必須の方も人もいれば、無くてもまったく困らない人もいます。

ただ、車内でテレビをほとんど使わないという場合でも、地震や風水害の多い地域にお住まいの場合は、積極的にTVチューナーを装着しておきましょう。

災害が発生した場合、ネットは回線が輻輳して使い物になりません。
復旧するまで日数がかかります。

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ナビに地デジチューナーが付いていない場合でも、汎用品の車載チューナーで対応可能です。

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ラジオアンテナケーブル

カーナビ・ラジオアンテナケーブル
ラジオアンテナ用ケーブルです。

FMとAMの共用になっているようです。

USB接続ケーブル

カーナビ・USBケーブル
USBケーブルです。(反対側がUSB端子になっています)
スマホとの接続・充電に使用します。
(マニュアルにはUSB・映像とありました)


これで、カーナビ配線の取り外しと、各ケーブルの種別確認作業は終了です。

この後は、接続ハーネスの用意カーナビの作動確認等の作業を経て、ナビの取付作業へと移ります。

交換予定のナビは、ATOTO A6G209PFです。

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